鉄道で四国地方を周遊する際、JR四国から発売されているフリーきっぷを利用すると、とてもおトクです。その中に、誕生月だけ購入できる「バースデイきっぷ」があることをご存じでしょうか。
全国的にフリーきっぷが退潮傾向にある中で、JR四国ではいまだにフリーきっぷが全盛です。使用日数によって、あるいは普通車やグリーン車といった設備によって、自分に適したフリーきっぷを使い分けることができます。
何種類かあるJR四国のフリーきっぷの中でも、「バースデイきっぷ」の値段は破格です。自分の誕生月にしか購入できず、また値上げが続きましたが、それでもリーズナブルです。
グリーン車用「バースデイきっぷ」を購入すると、予約が取れる限り観光列車「ものがたり」シリーズに何度でも乗車できます。観光列車に乗車するならば、グリーン車用一択です!
この記事では、いわば「お誕生日おめでとう♪」価格で発売される「バースデイきっぷ」について、徹底的に深掘りします。このきっぷの概要を押さえた上で、他のフリーきっぷとの違いを明確にします。普通車自由席用とグリーン車用を選択する上でのヒントとして、当記事を活用いただければ幸いです。
「バースデイきっぷ」とは~購入資格と購入方法~
「バースデイきっぷ」は、自分の誕生月だけに利用できる、JR四国管内の列車に乗り放題のおトクなきっぷです。このきっぷには、乗車できる設備によって2種類あります。
バースデイきっぷは、以前から発売が続いています。ただし、JR九州では2016年3月に発売終了となり、現在生き残っているのはJR四国のみです。
他のフリーきっぷに比べると値段が破格ですが、そこには訳があります。バースデイきっぷの場合、誕生月にしか使えないという縛りがある代わり、値段が格安ということです。まさに、JR四国からのバースデイプレゼントといっても過言ではないでしょうか。
きっぷの種類・値段・効力
バースデイきっぷには、乗車できる設備によって普通車自由席用とグリーン車用の2種類があります。これらの価格差は大人用で3,000円で、グリーン車用のコスパが抜きん出ています。
普通車自由席用
大人:12,000円/小児:6,000円
特急・快速・普通列車の普通車自由席のみに乗車できます。したがって、駅等で座席指定を受けるという概念がありません。
座席指定が必要な観光列車には乗車できないので、定期列車の自由席だけ乗車する場合に適しています。
グリーン車用
大人:15,000円/小児:設定なし
特急・快速・普通列車のすべての設備を利用できます。普通車自由席にとどまらず、座席指定が必要なグリーン車や普通車指定席が乗り放題です。
JR四国管内の観光列車に乗車する際、基本的に座席指定が必要です。観光列車に乗車したい場合には、グリーン車用のきっぷが威力を発揮します。特に、回数制限なく「ものがたり」シリーズの列車(*)に乗車できるのが、特筆すべき点です。
きっぷの値段の変遷
運賃・料金の変化に合わせ、バースデイきっぷに関しても段階的な値上げの対象となってきました。
筆者が初めて利用した2016年当時のグリーン車用の値段は、10,280円でした(当時はグリーン車用のみ発売)。その後13,240円に改定され、2023年5月から15,000円に値上げとなりました。
数年間で約1.5倍の価格上昇となりましたが、それでもコスパの高さは変わりません。
きっぷの使用日数・フリー乗車区間
バースデイきっぷの使用日数およびフリー乗車区間は、次の通りです。
使用日数
連続した3日間有効です。使用開始日が誕生月であればいいので、当月末日から翌月2日までを有効期限としてきっぷを購入できます。週末に旅行するには、有効期間が3日間あれば十分だと思います。
ただし、購入回数の制限は特にないので、例えばこのきっぷを2枚買って6日間(連続する3日間X2回)使用するのもアリです。
フリー乗車区間
JR四国管内全線がフリー乗車区間です。
それに加えて、高知県を走る土佐くろしお鉄道の全区間が対象に含まれるのが、このきっぷの特長です。JR四国バスには、路線バスに限って乗車可能です。
きっぷの購入資格
バースデイきっぷは、使用開始日が誕生月内である必要があります。例えば、6月生まれの場合、以下の通りです。
- 最も早い使用開始日:6月1日(有効期間:6月1日~3日)
- 最も遅い使用開始日:6月30日(有効期間:6月30日~7月2日)
このように、月末に使用を開始する場合は、有効期間が翌月にまたがります。
臨時列車が多く走る、春から秋にかけての季節が誕生月の人にとっては利用価値がより高くなり、真冬や梅雨時が誕生月の人にとってはやや損と言えます。
バースデイきっぷは、本人だけではなく、同行者についても3名分まで購入できます。
- ご本人様用
- お連れ様用
もちろん、本人との同一行動が条件であることは、言うまでもありません。
JR他社のフリーきっぷは本人しか利用できない一方、バースデイきっぷは本人以外でも同伴であれば利用できるのが強みです。
同行者に他の高価なフリーきっぷを購入させることなく、バースデイきっぷを本人と同じ料金で提供するのは、素晴らしい配慮ではないでしょうか。
また、バースデイきっぷには誕生月以外購入条件がなく、時期が来れば誰でも購入できる点が大きな特長です。誕生月で振り分けるだけなので、ある特定の時期にユーザーが集中するような繁閑差が理論上はありません。
会員向けの他のきっぷと違い、誰でも利用できる点で不公平感がなく、誰もが納得できる優れた商品設計だと思います。
きっぷの発売箇所・購入方法
バースデイきっぷは、以下の箇所で購入可能です。
- JR四国内のみどりの窓口
- JR四国内のみどりの券売機プラス(オペレーターを通して購入)
- JR四国の旅行窓口「JR四国ツアー」の支店(JR四国ツアー梅田支店を含む)
- 四国内の主な旅行会社
購入する際、誕生月である証明として、公的証明書を提示する必要があります。
オペレーターなしの指定席券売機やネット予約サービスでは購入できず、対面で購入する必要がある点が、このきっぷの特徴です。
後述するように、JR四国の販売センター(*)を通してウェブ上できっぷを申込み、郵送にてきっぷを事前に受け取ることもできます。
バースデイきっぷはJR四国の商品なので、JR他社の駅では購入できません。
きっぷの様式
バースデイきっぷは、本券1枚とご案内券片2枚の3枚で1セットです。グリーン車用では、座席指定を受けるごとに指定券(指のみ券)が交付されます。
バースデイきっぷの本券は8.5cm大のマルス券で、自動改札機を通せます。ただし、JR四国管内で自動改札機がある駅は限られているため、きっぷを自動改札に通す機会は少ないでしょう。
ご案内券片はマルス12cm券で、きっぷの注意事項が1枚にまとめられています。バースデイきっぷの使用条件は結構複雑ですが、必要最低限の情報だけ記載されている形です。
アンケートも付いてきます。
グリーン車用のバースデイきっぷでは、回数制限なしで実際に乗車する分だけの座席指定を受けられます。座席指定を受けた分だけ、金額記載なしの「指定券」(指のみ券)を受け取れます。
きっぷの通信販売~自宅にいながら購入可能~
バースデイきっぷをはじめ、JR四国のフリーきっぷは通信販売で購入できます。JR四国の旅行商品サイト「JR四国ツアー」から申し込み、決済後きっぷを簡易書留郵便で自宅に送付してもらう形です。
ネットで申込するきっぷですが、ネット予約サービスの「えきねっと」や「e5489」のように申込と同時に決済と購入が完了するタイプではありません。ネットで注文してからJR四国のスタッフがリクエストを処理し、手作業で発送まで行うため、申し込みからきっぷを受け取るまで時間がかかります。
JR自身が個人向けにきっぷの通信販売を行う例は、他に類を見ません。遠方に住んでいる人にとっては、とても助かるサービスです。
通信販売を利用するメリット
JR四国の販売センターを通じてきっぷを通信販売で購入するのは、ユーザーにとって大きなメリットがあります。一般的には、鉄道会社自身がきっぷの通信販売の対応を行うとは考えられません。そのため、非常に珍しいサービスで、ユーザー本位ではないでしょうか。
事前に座席指定を受けられる
通信販売の受付は、指定席の発売が開始するタイミングと同様、乗車日の1か月前です。1か月前に購入申込をし、座席指定のリクエストを出せば、1か月前のタイミングで座席指定を受けられるチャンスがあります。
バースデイきっぷのグリーン車用では、伊予灘ものがたりなど「ものがたり」シリーズの列車を回数制限なく利用できます。ただし、JR四国の販売センターでは、乗車1か月前の午前10時における発売開始対応(いわゆる「10時打ち」)を行っていないため、思ったように座席を確保できない可能性があります。
しかし、四国に入ってからでは手配が厳しい指定券を事前に押さえられるのは、きっぷの通信販売を利用する上での大きなメリットです。
きっぷを買いに行く手間が省ける
2016年当時はこのような郵送対応がなく、現地にきっぷをわざわざ買いに行く必要がありました。特に、遠方に在住する場合、ありがたいサービスだと思います。
バースデイきっぷ通信販売の流れ
ここでは、筆者が実際にバースデイきっぷを通信販売にて購入した経過を、皆様と共有します。
ウェブページから申込
1.あらかじめ、JR四国ツアーの会員登録をしておく。きっぷを申し込むために必要。
2.JR四国ツアーのウェブサイトにある「バースデイきっぷ」のページを参照。
3.ページの最後に、グリーン車用もしくは普通車自由席用のいずれかを選択するボタンがあるので、購入する方のボタンを押す。
4.表示されるカレンダーから出発日を選択する。出発1か月前から申込可能。
5.会員登録した本人の氏名が表示されるので、確認する。同行者がいる場合、フルネームと年齢を記入する。
6.きっぷ代の他に、送料500円(簡易書留実費相当)を必ず選択する。グリーン車用のきっぷを購入する場合、座席指定のリクエストがある場合には列車名と日付を記入する。
7.購入リクエストを送信すると、仮受付状態になる。
センターとのメールでのやり取り
8.販売センター宛に、誕生日がわかる公的証明書の写しをメール送信。
9.センター側できっぷの手配が行われる。座席指定をリクエストした場合、座席指定が完了した時点で決済の案内がくる。クレジットカードでオンライン決済するか、コンビニで支払い。
10.決済が完了次第、簡易書留郵便できっぷが送られてくる。
きっぷに送り状が添えられていましたが、とても丁寧な文面です。
センターに手配を依頼しても「ものがたり」シリーズの列車のように人気が高い列車が全て取れるわけではありませんが、決済が完了するまでの対応はとても良かったです。
ウェブで申し込む場合席番の希望を出せないので、調整が必要な場合はJR四国の駅に着いてから変更したい旨申し出ます。また、きっぷが郵送された後には座席指定の追加ができないため、同様にJR四国の駅に着いてから座席指定を受けます。
それでは、他のフリーきっぷと比較し、バースデイきっぷがいかに優れているか見ていきましょう!
JR四国のフリーきっぷの使い分け~他のきっぷとの違い~
JR四国全線が乗り放題のフリーきっぷには、バースデイきっぷの他にも何種類かあります。ここでは、JR四国で発売されている他のフリーきっぷとバースデイきっぷとを比較し、バースデイきっぷの特長や強みを検討します。
特急列車のグリーン車・普通車指定席を利用できるフリーきっぷ
JR四国管内のグリーン車に乗車できるフリーきっぷは、「バースデイきっぷ」グリーン車用と「四国グリーン紀行」です。
バースデイきっぷ グリーン車用
利用対象者 | 本人および同行者(本人の乗車開始日が誕生月であること) |
発売期間 | 通年(購入できるのは本人の誕生月) |
有効期間 | 連続する3日間 |
値段 | 大人15,000円/小児用設定なし |
フリー乗車区間 | JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線 |
列車種別 | 特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く) |
列車設備 | グリーン車/普通車指定席/普通車自由席 |
座席指定の回数 | 制限なし |
特記事項 | 観光列車「ものがたり」シリーズに回数制限なく乗車可能 |
四国グリーン紀行
利用対象者 | 制限なし |
発売期間 | 通年 |
有効期間 | 連続する4日間 |
値段 | 大人23,000円/小児用設定なし |
フリー乗車区間 | JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線 |
列車種別 | 特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く) |
列車設備 | グリーン車/普通車指定席/普通車自由席 |
座席指定の回数 | 制限なし |
特記事項 | 観光列車「ものがたり」シリーズに回数制限なく乗車可能 |
これらのきっぷの違いは、有効期間と値段のみです。1日あたりの単価は、バースデイきっぷのほうが安いです。発売制限がある分、バースデイきっぷがお誕生日価格でおトクに提供されていることが分かります。
特急列車に乗車する際、四国では普通車自由席を利用するのが主流です。普通車に乗車する限り指定券を取る意味はあまりありませんが、グリーン車や観光列車「ものがたり」シリーズに乗車する場合には、これらのきっぷが威力を発揮します。
特急列車の普通車自由席を利用できるフリーきっぷ
座席指定が不要な普通車自由席を利用するフリーきっぷについては、バースデイきっぷの他、何種類かが発売されています。
バースデイきっぷ 普通車自由席用
利用対象者 | 本人および同行者(本人の乗車開始日が誕生月であること) |
発売期間 | 通年(購入できるのは本人の誕生月) |
有効期間 | 連続する3日間 |
値段 | 大人12,000円/小児 6,000円 |
フリー乗車区間 | JR四国全線/土佐くろしお鉄道全線 |
列車種別 | 特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く) |
列車設備 | 普通車自由席 |
特記事項 | 指定席は利用不可 |
四国フリーきっぷ
利用対象者 | 制限なし |
発売期間 | 通年 |
有効期間 | 連続する3日間 |
値段 | 大人18,000円/小児 9,000円 |
フリー乗車区間 | JR四国全線/土佐くろしお鉄道 窪川駅ー若井駅間 |
列車種別 | 特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く) |
列車設備 | 普通車自由席 |
特記事項 | 指定席は利用不可 |
若者限定四国フリーきっぷ
利用対象者 | 25歳以下 |
発売期間 | 夏季・秋季・春季限定発売 |
有効期間 | 連続する3日間 |
値段 | 大人12,000円/小児用設定なし |
フリー乗車区間 | JR四国全線/土佐くろしお鉄道 窪川駅ー若井駅間 |
列車種別 | 特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く) |
列車設備 | 普通車自由席 |
特記事項 | 指定席は利用不可 |
週末乗り放題きっぷ
利用対象者 | 制限なし |
発売期間 | 通年 |
有効期間 | 土休日の1日間 |
値段 | 大人12,000円/小児 6,000円 |
フリー乗車区間 | JR四国全線/土佐くろしお鉄道 窪川駅ー若井駅間 |
列車種別 | 特急/快速/普通列車(サンライズ瀬戸号除く) |
列車設備 | 普通車自由席 |
特記事項 | 指定席は利用不可 |
特急列車の普通車自由席に乗り放題のタイプでは、誰でもいつでも買えるのが「四国フリーきっぷ」で、利用機会が多いです。それに対し、誕生月に限り購入できるのが、バースデイきっぷ(普通車自由席用)です。効力が同じでありながら、値段が3分の2と破格です。旅行の時期を誕生月に合わせられる場合、格安のバースデイきっぷを購入すると断然おトクです。
25歳以下であれば、バースデイきっぷと若者限定四国フリーきっぷの値段が同額で、効力もほぼ同一です。誕生月で同行者がいる場合はバースデイきっぷを、そうでなければ若者限定四国フリーきっぷを選択するとよいでしょう。
バースデイきっぷについて、普通車自由席用かグリーン車用かを選択するポイントを、詳しくお話ししていきます!
バースデイきっぷの種類選択のポイント
繰り返し申し上げた通り、バースデイきっぷには、グリーン車用と普通車自由席用の2種類があります。一体どちらを購入すればいいのか、疑問にお感じかもしれません。
ここでは、グリーン車用と普通車自由席用を選択するポイントを、コスパの観点からご説明します。
きっぷの種類を選択するための視点
四国内を走る特急列車の設備状況および想定される利用パターンから、最適な選択肢を考えてみましょう。
グリーン車の設備がある列車は限られている
JR四国管内を走る特急列車にはグリーン車の設定が少なく、普通車自由席を利用するのが一般的です。グリーン車が連結されているのは、以下の列車に限られます。
- 特急しおかぜ号:児島駅ー松山駅
- 特急いしづち号(一部):高松駅ー松山駅
- 特急南風号:児島駅ー高知駅
- 特急あしずり2号・13号:高知駅ー中村駅
四国を周遊する期間中、グリーン車に乗る機会は意外に少ないことを念頭に置いたほうがよいです。
観光列車「ものがたり」シリーズに乗車するか
四国内を走る観光列車「ものがたり」シリーズは、いずれもグリーン車指定席の設定です。当該列車は旅行商品を購入するのではなく、きっぷ(乗車券+特急・グリーン券)で乗車できる列車です。一度でも観光列車に乗車する場合、グリーン車用のきっぷを選択するのが適切でしょう。
グリーン車と普通車自由席の運賃・料金の比較
主な区間の設備別の運賃・料金を比較して、相場観をつかみましょう。
特急しおかぜ号:児島駅ー松山駅【通常期】
グリーン車:運賃 4,070円+料金 5,000円=9,070円
普通車自由席:運賃4,070円+料金 2,200円=6,270円
特急南風号:児島駅ー高知駅【通常期】
グリーン車:運賃 3,300円+料金 5,000円=9,070円
普通車自由席:運賃3,300円+料金 2,200円=5,500円
観光列車 特急「伊予灘ものがたり」号:松山駅ー伊予大洲駅【通常期】
グリーン車:運賃 1,080円+料金 2,900円=3,980円
バースデイきっぷのグリーン車用、普通車自由席用とも、児島駅・高松駅から松山駅・高知駅を各設備で1往復すれば、料金の元が取れる程度の価格設定がされていることが分かります。また、普通車自由席用とグリーン車用の価格差が3,000円なので、観光列車「ものがたり」シリーズに1回でも乗車する場合はグリーン車用一択です。
筆者のバースデイきっぷ利用体験【2023年6月】
筆者はこのバースデイきっぷのグリーン車用を通信販売で購入しました。3日間で四国縦断を楽しみ、観光列車「伊予灘ものがたり」号を乗り倒しました。
別の記事(↓)に詳しく記録しました。是非ご一読ください!
(リンク)
まとめ
誕生月に四国に出かける時に利用できるJR四国の「バースデイきっぷ」。自分自身への誕生日プレゼントに、最適なきっぷです。現在は通信販売を利用できるようになったので、バースデイきっぷの購入も座席指定も大変容易になりました。
価格面で格安であるばかりか、同一行程であれば本人だけでなく同行者も同じ値段で利用できる配慮があります。会員本人しか使えないフリーきっぷが多い中では、優れた商品性と言えるでしょう。
JR四国で発売されている他のフリーきっぷと比較すると、バースデイきっぷには効力に大きな差がなく、価格だけが格安です。また、普通車自由席用とグリーン車用の値段差がわずか3,000円で、後者に関しては回数制限なしで座席指定を受けられることは、ユーザーにとって大きな利益です。
その上、グリーン車用では、観光列車の「ものがたり」シリーズに回数制限なく乗車できます(予約が取れる限りで)。グリーン車の設定がある列車は少ないものの、観光列車に一度でも乗車する場合は、グリーン車用一択です。
定期列車しか使わないと割り切れば普通車自由席用で十分ですが、そうでなければグリーン車用を選択するのがおススメです。
バースデイきっぷを利用すると、誰でも満足感を得られると思います。「お誕生日おめでとう♪」価格のバースデイきっぷを購入し、乗り鉄を楽しむのはいかがでしょうか。
この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考資料
● おトクなきっぷ一覧 (JR四国ツアー)2025.01閲覧
当記事の改訂履歴
2025年02月04日:初稿 修正
2025年02月03日:当サイト初稿(リニューアル)
2023年7月07日:前サイト第2稿
2016年6月24日:前サイト初稿
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