栃木・足利と佐野で歴史に触れB級グルメを楽しむ日帰り旅!鉄道・バスアクセスと観光スポットを徹底解説

あしかがフラワーパーク 観光スポット

栃木県の南西部に位置する、足利市と佐野市。群馬県と接し、関東平野の北縁にあるこれらの街には、日帰り旅に向いた観光スポットやB級グルメが凝縮されています。

足利では、日本最古の学校である「足利学校」や足利氏の菩提寺「鑁阿寺(ばんなじ)」を訪れることで、室町幕府を築いた足利氏のルーツをたどれます。また、足利市東部に位置する「あしかがフラワーパーク」で観る藤の花の美しさは、格別です。

佐野では、テレビCMで有名な「佐野厄除け大師」や、明治時代の偉人田中正造にまつわる史跡をめぐれます。また、佐野ラーメンやいもフライといったB級グルメを満喫できます。

このように、多くの観光資源に恵まれた足利・佐野ですが、鉄道やバスで訪れようとするとアクセスが意外に分かりにくいのではないでしょうか。

東京から足利へは東武特急「りょうもう」号、佐野へは高速バス「マロニエ」号が便利です。佐野の観光スポットの中にはクルマが必要な場所もあるため、効率よくめぐるにはカーシェアを利用すると良いかもしれません。

この記事では、魅力にあふれる足利・佐野への鉄道・バスによるアクセスについて詳しく掘り下げます。その上で、当地での主な観光スポットやB級グルメをご紹介します。当記事が、日帰り旅のプランを考える上での参考になれば幸いです。

この記事から分かること
  • 足利・佐野とも寺社や旧跡めぐり、B級グルメの食べ歩きが中心となること
  • 東京都心部と足利・佐野を直接結ぶ列車はなく、どこかの駅で乗り換えが必要なこと
  • 足利では徒歩で街めぐりを楽しめる一方、佐野ではクルマが必要な場所があること

日帰りが可能ながら盛りだくさんの足利・佐野

足利学校

栃木県足利市および佐野市には、北関東地方にある多くの観光スポットと同様に、日帰りでの訪問が可能です。足利氏のルーツをたどったり、明治時代の社会問題を考えたりと、実は歴史上重要な場所です。

足利と佐野は東京から直線距離で約70km離れていますが、東武特急や高速バスを利用すれば、東京都心から1時間30分程度でアクセス可能です。十分に日帰り圏内と言えるでしょう。

これらの街には、意外なことに多くの観光スポットが集まっています。当記事でご紹介する主な観光スポットは、以下の通りです。

◆ 足利市

  • 足利学校
  • 鑁阿寺(ばんなじ)
  • 足利織姫神社
  • あしかがフラワーパーク

◆ 佐野市

  • 佐野厄除け大師(惣宗寺)
  • 田中正造旧宅
  • 唐澤山神社

観光スポットをめぐるのみならず、佐野ラーメンやいもフライ、足利シュウマイといったB級グルメを満喫できます。また、佐野プレミアムアウトレットでの買物も魅力的です。

このように、足利・佐野には観光スポットが多いため、日帰りも十分可能ながら盛りだくさんです。場合によっては、宿泊を考えても良いでしょう。

足利や佐野は全国的に有名な観光地ではないため、世界的に有名になった「あしかがフラワーパーク」を除けば、いまだにオーバーツーリズムに飲み込まれていません。そのため、思い立った時にふらっと出かけ、平和な街歩きを楽しめるでしょう。

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足利・佐野への鉄道・バスアクセス

栃木県の南西部にある足利市および佐野市への交通アクセスは、意外にも簡単ではありません。

佐野市に関しては東北自動車道が通っており、東京から直接アクセスが可能です。しかし、東京都心部とこれらの街を直接結ぶ鉄道網がないため、当記事で解説する余地があります。

東京と足利・佐野を結ぶ鉄道路線網

ここでは、足利と佐野を通る鉄道路線を挙げた上で、東京からこれらの街を訪れる上での使い分けを考えていきたいと思います。

東京と足利・佐野を結ぶ鉄道の路線網を、下図にまとめました。

東京から足利・佐野への交通アクセス図

この図を見て分かるように、東京都心に位置する東京駅(東京都千代田区)や上野駅(東京都台東区)から足利・佐野を直接結ぶ路線はありません。したがって、いずれかの途中駅で列車を乗り継ぐことになります。

足利と佐野に乗り入れる鉄道は以下の通りですが、列車の運行本数が決して多いとは言えません。時間を有効に活用するためには、あらかじめ乗車経路や列車の発車時刻を調べてから出かけたいです。

東武伊勢崎線・佐野線

東武特急りょうもう号北千住駅にて

浅草駅(東京都台東区)・北千住駅(東京都足立区)から久喜駅(埼玉県久喜市)および館林駅(群馬県館林市)を経由し、足利市駅(栃木県足利市)に至るのが、東武伊勢崎線です。特急「りょうもう」号が日中1時間間隔で、普通列車が日中概ね30分間隔で運行されています。

館林駅から佐野市駅(栃木県佐野市)および佐野駅(栃木県佐野市)を経由し、葛生駅(栃木県佐野市)までの区間を走るのが、東武佐野線です。普通列車が日中1時間間隔で運行されています。東京と直通していない上、運行本数が少ないため、東京からの交通手段としては難があります。

特急「りょうもう」号も停車する久喜駅では、JR上野東京ラインおよびJR湘南新宿ラインと乗り継ぎできます。東京・神奈川方面から足利・佐野方面へ向かうには便利な駅なので、覚えておきたいです。

特急「りょうもう」号の料金やきっぷの買い方といった詳しい情報については、姉妹サイト「デジきっぷナビ」に投稿した記事を是非ご一読ください。

東武特急「りょうもう」号の料金・きっぷの買い方いろいろ【2025-26年版】~ネット特急券から手売りきっぷまで~
東武鉄道の特急列車と言えば、日光・鬼怒川方面への列車をまず思い浮かべるのではないでしょうか。特急「りょうもう」号を最初に連想する人は、どちらかと言えば少数派であるように思われます。この列車の目的地である両毛地域(群馬県東南部や栃木県足利市、...

JR両毛線

JR両毛線普通列車足利駅にて

高崎駅(群馬県高崎市)から足利駅および佐野駅を経由し、小山駅(栃木県小山市)までの区間を結んでいるのが、JR両毛線です。全区間91.7kmを、普通列車が概ね1時間50分で走ります。日中時間帯の運行頻度は、1時間に1本です。

東京から高崎駅や小山駅を経由し、足利駅や佐野駅まで乗車すると移動距離が100kmを超え、遠回りになります。また、列車の運行頻度も多いとは言えないため、東京からのアクセスに便利とは言い切れません。

しかし、足利駅、あしかがフラワーパーク駅、および佐野駅を直接結ぶ路線であるため、現地での移動に使えることを押さえておきたいです。

足利への鉄道アクセス

東京から足利まで鉄道で向かう場合、路線によって到着する駅が異なります。両駅の間には渡良瀬川が通っており、橋を渡ると徒歩15〜20分程度かかる点に留意しましょう。

東武伊勢崎線足利市駅

東武足利市駅

特急「りょうもう」号や伊勢崎線普通列車が到着するのは、足利市駅です。この駅には、すべての列車が停車します。

  • 所要時間:浅草駅から約1時間20分
  • 片道運賃・料金:2,050円(りょうもう)・2,250円(リバティりょうもう)

この地図が示すように、この駅は街の外れにあって、駅前は若干寂しい感じです。

足利市駅からあしかがフラワーパークへのバス路線はないため、JR足利駅まで向かい、両毛線を利用します。

JR両毛線足利駅

JR足利駅

高崎駅や小山駅からJR両毛線に乗り換えた場合、足利駅に到着します。

この駅は街の中心に位置し、街歩きにはとても便利です。

両毛線を利用すると街の中心部に直接アクセスできるものの、東京からは遠回りです。東京と足利市を結ぶ高速バスは運行されていないので、実質的に東武特急「りょうもう」号が一択となります。

佐野への鉄道・バスアクセス

佐野市中心部には、佐野駅と佐野市駅があります。東武佐野線の車内放送では注意を促されるように、これらの駅を間違えやすいです。

また、佐野プレミアムアウトレットに隣接する佐野新都市バスターミナルには、高速バスが乗り入れます。

JR・東武佐野駅

佐野駅

佐野市における中心駅である佐野駅には、JR両毛線と東武佐野線が乗り入れています。両線の乗り換え駅でもあり、通常はこの駅を利用します。

佐野駅に至るには、JR両毛線では高崎駅か小山駅での乗り換えが、東武佐野線では館林駅での乗り換えが必要で、あまり便利とは言えません。

列車の運行頻度も日中は1時間間隔なので、余裕ある計画を立てたいです。

東武佐野市駅

東武佐野市駅

佐野市中心部の南にある駅です。

閑静な住宅街の中にある小さな駅で、佐野厄除け大師の最寄りとなる駅です。中心部から外れているため、訪問者がこの駅を利用することは少ないでしょう。

佐野新都市バスターミナル

高速バスマロニエ号佐野新都市バスターミナルにて

佐野新都市バスターミナルは、佐野市中心部の南東に位置する佐野プレミアムアウトレットに隣接しています。東京駅およびバスタ新宿(新宿駅)から高速バスが乗り入れています

  • 所要時間:東京駅・バスタ新宿から約1時間40分
  • 片道運賃:1,600円

東京から佐野プレミアムアウトレットまで買物に訪れるには、とても便利です。鉄道では不便な東京から佐野市へのアクセスを、高速バスが補完する形となっています。

高速バスの発着と連動するように、佐野駅ゆきの路線バスと接続しています。したがって、佐野への観光にも十分に使える足でしょう。

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足利・佐野をめぐる交通機関(二次交通)

ここでは、足利市と佐野市観光スポットを移動するための交通手段を見ていきます。

大前提として、北関東に位置する足利市や佐野市は完全なるクルマ社会で、市内を移動するための公共交通機関は十分に整備されていません。地元住民向けの生活バスが運行されているものの、訪問者には利用しにくいです。

したがって、時間効率を第一にしたい場合や駅から離れた地域を訪問する場合、クルマが不可欠です。

JR両毛線

JR両毛線普通列車あしかがフラワーパーク駅にて

足利駅から佐野駅までの区間は、足利・佐野滞在中の交通手段としても活用できます。あしかがフラワーパーク駅が新設されたおかげで、あしかがフラワーパークへのアクセスが格段に向上しました。

前述したように、列車の運行間隔は日中1時間に1本です。パターンダイヤが組まれているので、発車時刻を覚えやすいのではないかと思います。

路線バス

佐野市内路線バス佐野新都市バスターミナルにて

足利市および佐野市は、住民向けのコミュニティバス網を整備しています。

  • 足利市:アッシー
  • 佐野市:さーのって号

いずれも学校や病院といった生活寄りの場所を通っています。観光スポットを経由するわけではないため、訪問者の交通手段として適しているとは言えません。

なお、前述したように、佐野新都市バスターミナルと佐野駅の間では、1時間に1本程度路線バスが運行されています。佐野プレミアムアウトレットへの交通手段として、十分に活用できます。

カーシェア

カーシェア

足利市や佐野市周辺を効率よくめぐるには、やはりクルマが適しています。鉄道や高速バスで足利・佐野にやってきて、現地での二次交通としてカーシェアを利用するスタイルが、筆者としてもおススメです。

一例として、筆者も愛用しているタイムズカーシェアは、以下の駅で利用できます。

  • JR足利駅
  • 東武足利市駅
  • 佐野駅

いずれの駅も利用できるクルマの台数が少ないので、早めの予約を心がけたいです。

足利・佐野への交通アクセスを理解できたところで、旅のプランニングに必要な情報を説明していきます!

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足利・佐野での日帰りモデルプラン

あしかがフラワーパーク藤の花のライトアップ

足利と佐野を日帰りで訪問する場合のモデルプランを考えてみました。すべての観光スポットを1日で訪れることはできないものの、主要な観光スポットを1日で回るのは十分に可能です。

足利を先に訪れるプラン

東武足利市駅に午前中に入り、足利を先に訪れるパターンです。

  • 午前:足利駅周辺の街歩き
  • 午後:あしかがフラワーパーク
  • 夕方:佐野厄除け大師・佐野ラーメン食事

佐野に関しては、駅周辺の観光スポットのみ含めました。駅から離れた場所を訪れる場合は、個別にプランニングを行う必要があります。

あしかがフラワーパークのライトアップ時期に訪れる場合、訪問する順序を適宜入れ替えてください。

佐野を先に訪れるプラン

佐野駅または佐野新都市バスターミナルに午前中に入り、佐野を先に訪れるパターンです。

  • 午前:佐野厄除け大師・佐野ラーメンランチ
  • 午後:あしかがフラワーパーク
  • 夕方:足利駅周辺の街歩き

足利駅周辺の散策を夕方にする場合、観光スポットの営業時間に注意してください。

列車やバスの運行頻度が1時間間隔であることから、乗り遅れると大幅な時間ロスになります。綿密に計画することをおススメします。

お待たせしました!それでは、足利・佐野の主な観光スポットとB級グルメを紹介していきます!

足利の観光スポット

足利の観光スポットやグルメスポットは、鉄道駅から徒歩でアクセスできる範囲に集まっています。したがって、クルマがなくても訪問が可能です。

JR足利駅と東武足利市駅を最短距離で結ぶ中橋は、2028年(令和10)年春まで架け替え工事中です。その間通行できないため、その間渡良瀬川周辺の散策ができません。

足利学校

足利学校方丈

足利市を訪問したら必ず含めていただきたい、足利ならではの史跡です。

JR足利駅から近く、徒歩10分程度で着きます。入場には料金がかかりますが、入場すると立派な入学証とシールをもらえます。

日本最古の学校と言われており、室町時代に興されました。館内は江戸時代中期の様子が再現されており、藁ぶき屋根の方丈に入って内部を見学できます。

国道を挟んで、太平記館が隣接しています。足利には土産物店があまりないので、ここで探すと良いでしょう。

鑁阿寺(ばんなじ)

鑁阿寺本堂

足利学校の近くにある古いお寺です。足利学校と同時に訪れると効率的です。

鎌倉時代に足利氏によって建立された、足利氏の菩提寺です。境内はお堀に囲まれていて、鎌倉時代の武家屋敷のたたずまいが感じられます。本堂は国宝に指定されており、大日如来が祀られています。

筆者が訪問した時には、境内に植えられた桜の花が満開でした。

足利織姫神社

足利織姫神社本殿

足利の街を見下ろす場所にある神社です。街の眺めを楽しみたい方には、このスポットを外せません。

足利の守護神を奉る神社で、縁結びの神社として知られています。足利学校から西へ10分ほど歩きます。

境内の入口から急な階段を229段上ると、本殿に至ります。階段でトレーニングする人がいるほど急です。階段を登れない場合、クルマでもアクセスできます。

あしかがフラワーパーク

あしかがフラワーパークエントランス

室町幕府を興した足利氏のルーツを知ることとは全く関係のない、足利の新しい観光スポットです。世界的に有名で、多くの人が訪れます。

JR両毛線あしかがフラワーパーク駅から園内が見え、徒歩5分程度で正面入口に着きます。入場料金は時期によって変動するしくみで、ピークシーズンである藤の花が咲く時期には料金が最高になります。LINE等で割引クーポンが配布されているようなので、探してみてはいかがでしょうか。

藤の花が満開となるGWの時期と、藤の花を模した夜のライトアップが開催される冬季がピークシーズンで、その他の時期がローシーズンです。ピークシーズンには、東京からJRの臨時列車が運行され、園内には身動きができないくらい多くの人が訪れます。

佐野の観光スポット

佐野駅周辺には佐野厄除け大師や多くの佐野ラーメン店があり、中心部に限っては徒歩での観光が可能です。しかし、他の観光・グルメスポットは郊外に散らばっているため、くまなく回りたい場合はクルマを確保しましょう。

佐野厄除け大師(惣宗寺)

佐野厄除け大師

年末年始の時期におけるテレビCMで有名なお寺で、初詣には特に多くの参拝者が訪れます。佐野市内の史跡の一つなので、プランに含めていただきたいです。

佐野厄除け大師は正式には惣宗寺といい、関東の三大師の一つです。

後述する田中正造が1913(大正2)年に死去した際に本葬が行われたお寺で、佐野市出身の田中正造と縁があります。

厄除け祈願をしてもらえるので、該当する人は拝んでもらうと良いかもしれません。自動販売機で引くおみくじは、とても珍しいです。

田中正造旧宅【クルマが必要】

田中正造旧宅

明治時代における足尾鉱毒事件に対峙した偉人、田中正造の生家が、佐野市内にあります。クルマがないとアクセスできませんが、近代史に興味のある方は訪れると良いでしょう。

この生家は県道に面しており、反対側に駐車場があります。月曜・水曜・金曜は休館です。筆者が訪れた時にはあいにく休館で、外観だけ見てきました。

渡良瀬川流域で発生した公害として、明治時代に足尾鉱山鉱毒事件が社会問題化しました。その問題を解決しようと尽力したのが、衆議院議員を務めた田中正造でした。この生家を見学し、当時に思いをはせると良いかもしれません。

唐澤山神社【クルマが必要】

唐沢山神社

唐澤山神社は、佐野市北部の田沼地区にある神社です。天気が良ければ眺望がすばらしいので、プランに余裕がある方は訪れていただきたいです。

関東平野の北縁に位置する唐澤山頂には、唐澤山城跡と唐澤山神社があります。東武佐野線田沼駅が最寄りですが、公共交通機関がありません。

つづら折りの山道を登りきると、広い駐車場があります。そこから徒歩で神社の本殿に向かう形です。

社務所から関東平野が眺められ、天気が良いと東京の高層ビル群が見えます。人様にはあまり教えたくない、佐野の穴場観光スポットです。

佐野プレミアムアウトレット

佐野プレミアムアウトレット

当記事に見合う観光スポットではありませんが、佐野プレミアムアウトレットは買物スポットとして有名です。

広い敷地の中に、有名ブランドのアウトレットストアなど、約180店舗あります。物販店舗だけではなく、フードコートもあり、佐野のB級グルメをいただけます。観光とは違った視点で楽しめるでしょう。

足利・佐野のB級グルメを満喫♪

足利・佐野は、B級グルメでも知られています。特に、佐野市内に多くのお店がある佐野ラーメンは有名で、ラーメン好きには外せません。

ここでは、筆者が実際に喫食したB級グルメをご紹介します。

足利のB級グルメ

足利のB級グルメとして挙げられるのが、ポテト入り焼きそばと、足利シュウマイです。地元のグルメを提供するお店は、足利の街中に数軒あります。

大日茶屋

筆者が訪れたのは、鑁阿寺の境内にある休憩所「大日茶屋」さんでした。

このお店では、ランチ時間帯を中心にB級グルメを提供していて、訪問者であっても入りやすいです。

足利ポテト入り焼きそば

これは、足利B級グルメの代表格、ポテト入り焼きそば500円です。注文してから調理してくれるため、出来立てで提供され、湯気が出ていました。

足利シュウマイ蒸し

これは、足利シュウマイ2個入り190円です。蒸しと揚げがありますが、蒸しの方が売れ行きが良いそうで、筆者も蒸しのシュウマイをいただきました。玉ねぎと片栗粉でできているとのことですが、ソースがかかっていておいしくいただけました。

佐野のB級グルメ

佐野は、B級グルメの街です。もっとも有名なのが佐野ラーメンで、多くのラーメン店で佐野らーめん会が組織されています。また、いもフライ店や黒から揚げを提供するお店も多くあります。

佐野ラーメンの特徴は、青竹を使った手打ちのちぢれ麺、透明に澄んだ醤油スープ、トロトロのチャーシューです。

佐野ラーメンと餃子

これは、佐野ラーメン予備校で修業を積み、独立した「柿の木」さんでいただいた醤油ラーメン1000円と餃子630円です。例に漏れず、鶏ガラ醤油スープの中に太いちぢれ麺とトロトロチャーシューが入っており、やさしい味でした。

佐野ラーメン

これは、佐野らーめん会に加盟している有名なお店「麺や大山」さんでいただいた味玉ラーメン970円です。これも、鶏ガラ醤油スープにちぢれ麺とチャーシュー、そして栃木県産の玉子が入っています。スープの味がしっかりしている上、麺にも確かな食感があり、食べ終わって満足感が残りました。

佐野のいもフライ

これは、佐野でいただいた「いもフライ」です。お店によって値段は様々ですが、筆者が訪れたお店では1本100円でした。ソースがかかっていて、味がはっきりしています。このいもフライから、佐野らしい素朴さを感じました。

佐野市内には、B級グルメを提供する多くのお店があります。食べ歩いた上で、ご自身に合ったお店を探してみてはいかがでしょうか。

まとめ

足利織姫神社から眺める足利中心部

足利・佐野では、藤の花で有名な「あしかがフラワーパーク」の人気が絶大です。しかし、元々観光資源が豊富な土地柄で、他にも多くの観光スポットがあります。

東京都心部から足利市に直接向かう公共交通機関はありません。浅草駅もしくは北千住駅から乗車できる東武特急「りょうもう」号が、足利市へ向かう交通手段として最適です。

同じく、東京駅およびバスタ新宿(新宿駅)から佐野市へ向かうには、高速バス「マロニエ」号が適しています

足利・佐野へ向かう上で重要な駅が、久喜駅です。JR上野東京ライン・湘南新宿ラインと東武伊勢崎線の結節点であり、特急「りょうもう」号が停車します。足利・佐野へ向かう上で、久喜駅で列車を乗り継ぐと近道となることを覚えておくと良いでしょう。

足利市内にある代表的な観光スポットには鉄道や徒歩でアクセスできるため、クルマは不要です。しかし、佐野市内においては観光スポットが分散しているため、クルマが必須の場所があります。

日帰りが可能で観光スポットやB級グルメがぎゅっと凝縮された足利・佐野へ訪れてみてはいかがでしょうか。

この記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました!

参考資料

● 足利市観光協会ウェブサイト 2025.4閲覧

● 佐野市観光協会ウェブサイト 2025.4閲覧

当記事の改訂履歴

2025年4月13日:初稿 修正

2025年4月07日:当サイト初稿

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